平成7年1月17日午前 5時46分 阪神・淡路大震災が起こりました。
テレビの映像を見て日本じゅうが凍りつきました。6,434人という犠牲者を出した未曾有の大災害でした。大沢アパートの学生さんに関係者の方がいなくてほっとしたのを覚えています。
その4年後、神戸出身の歯科医をめざす学生さんが入居してきました。明るく活発なスポーツ万能の学生さんです。神戸の震災の時には、がれきの中からご自分のおばあさまを助け出したというお話を伺い、身近にそういう体験をされた方がいらしたことに驚きました。
その学生さんが入居したころは歯学部は6年制になり、その後の研究課程を含め8年間を当別で過ごされ、故郷・神戸へ帰っていかれました。
大澤家では神戸や阪神・淡路の震災の話が出ると必ずI君を思い出します。
私どもは何十年も人にお部屋をお貸しする仕事をしていますが、彼ほどきちんときれいに責任を持って生活していた人はありません。入居するときもそうでしたが、退出するときは8年間も生活していたとは思われないぐらいきれいにお部屋を使っておられ、すべてきちんときれいに清掃として当別を発たれていかれました。
今年のお年賀にI君から「HP見ていますよ」というコメントがあり、とても嬉しくなりました。今は歯科医として神戸でご活躍されておられるご様子、とても「I君」なんて声をかけられませんが、また当別に遊びに来てくださいね。お待ちしていますよ。
今も海釣りに行っているのかな~。1月17日はいろいろなことを思い出します。
ありがとうございます。