春よ 来い
3月11日の大震災の余波はまだまだ続いています。
家族も家も失った方がたくさんいらっしゃいます。
せっかく入学の決まった学校がなくなってしまった方も大勢いらっしゃいます。
被災された方々の一日も早い復興と心のやすらぎをお祈りいたします。
幸いにも今年度、当別町の「大沢アパート」に入居される方は被害に遭われなかったようでほっとしております。
今、この地で美しい空気を吸い、水を飲み、温かい部屋で三度のご飯がいただけることに心から感謝したいと思います。
そして、今まで簡単に、手早く、便利に暮らしてきたことを、ちょっと立ち止まって考えてみたいと思いました。
ゆっくり ていねいに 人と言葉を交わし、植物を植え 育つのを待つ、そんなに忙しく息を切らして過ごす必要はないのです。
ゆっくり ゆっくり ていねいに時を重ねていきたいと思うこのごろです。
早く 来い
春の先がけ"福寿草"
当別町でも3月11日午後2時46分ころ、後で聞いたところによりますと震度3の揺れだったようです。
大家宅もアパートも2階建で揺れは感じましたが、被害は全くありませんでした。
アパートの住人の方で大学の3階にいたとか、札幌のビルの8階にいたという方は随分揺れを感じたそうで、早めに帰宅され自室の安全確認をされていました。
当別町はめったに地震のあるところではありませんが、今回のことで有事に備えて防災グッズの用意・点検、避難場所の確認など気をつけておかなければと実感いたしました。
毎日刻々と報道される現地の状況を見聞きすると胸もつぶれる思いになりますが、今自分がなすべきことをしっかりとこなし、できることに手をかして一日も早い現地の復興を心からお祈りいたします。
どんなところにもたくましく
早春のふと美工場
以前、当別町の老舗お菓子屋さん『藤澤製菓』をご紹介しました。
今回は、当別町に工場を持つチョコレートで有名になった『ロイズROYCE”』をご紹介します。
手元に~北海道の原風景をテイストに~『ロイズと当別』という2004年に刊行された小冊子があります。ここには「20年に感謝をこめて」という山崎泰博氏・株式会社ロイズコンフェクト代表取締役の一文があります。
抜粋『~ロイズ製品を生み出す工場を1999 年、札幌市に近い当別町に新設いたしました。この工場では、北海道屈指の森と、石狩川という大河と、明治維新のときに士族移住によって切り拓かれた田園風景に抱かれて製造を行っています。北海道の大自然についてはご承知のお客様も多いと思いますが、ロイズ製品を育む清冽な歴史風土も知っていただきたく、このたび工場のある町の歴史の一部を小冊子にして刊行いたしました。~』
内容としては、『田園のまち、当別町を歩く』という見どころ紹介から、『今、「当別」から北海道開拓を見通す』~伊達邦直とその家臣団~という題で、当地に入植して現在の当別町の基礎をつくり上げた史実などが詳しく書かれてあります。なかなか読み応えのある冊子です。ぜひ持ち帰ってゆっくり読んでみてください。
ふと美工場の直売店には、チョコレートのみならずクッキー、マドレーヌ、バームクーヘン等々多様なお菓子が並んでいます。
スウィートをいただきながら当別町の歴史にひたるのも、ひと味違う味わい方かもしれませんよ。
ロイズふと美工場直売店 (9:00~18:00) 住所:当別町ビトエ640-15 電話:011-778-6504
竹と桜・雪柳・連翹のアレンジ
最近の日本人は、どうして他人と言葉を交わさなくなったのでしょう。どうして人の目を見て話さなくなったのでしょう。
どうしてスーパーやデパートの扉をちょっと押さえて次の人を待ってあげないのでしょう。どうしてお店で買物をして品物を受け取るときに「ありがとう」を言わないのでしょう。
たった4文字か5文字の言葉なのに。
そんな中、ここ数年当別小学校の児童たちが通りすがりに挨拶をしてくれます。まだちょっとはにかみながらの子もいますが。
「おはよう」と言うと元気に「おはようございます」が返ってきます。もちろん向こうから「こんにちは」も言ってくれます。
朝の「おはよう」は気持ちのいい一日のスタートになります。
そして「ありがとう」はいつでもどこでも人と人との潤滑油になります。
あなたは言っていますか? 特に身近なお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、兄弟に。
コンビニのおにいさん、バスの運転手さん、お掃除のおばさん、郵便配達のおじさんに。
ためしに言ってみてください。かならず「笑顔」が返ってきますよ。